日本文化

神社の御祭神ってなに?覚えておきたい御祭神5選

皆さんは神社に行く時に御祭神を気にしていますか?

恐らく神社に行き始めたor興味を持ち始めたという方は、御祭神をあまり気にしていないかもしれませんが、

御祭神は神社にとってかなり重要、というより御祭神がいてこその神社と言っても過言ではありません。

この記事のテーマ
  • 御祭神とはなにか?
  • 覚えておきたい御祭神5選

今回の記事を読めば御祭神について理解することができます。

また、日本の有名な神様も覚えることができるので、気になる人はこのまま読み進めてください。

御祭神とはなにか?

御祭神というのは神社に祀られている神様の事です。

日本には古くから様々な神様が存在しています。

その数を表す為に八百万の神ともいわれています。

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この八百万というのは「数えきれないほど沢山いる」という意味なので、実際は更に大勢の神様がいるよ!

神社のご利益は御祭神で決まる

日本には現在8万社の神社があると言われています。

ですが、神社によっては格式が高かったり、御利益が異なったりと様々な違いがあります。

それは一体何で決まっているのでしょうか?

それがズバリ御祭神なのです。

御祭神を意識すると、自分がなにか叶えたい願い事がある場合、

  • どこの神社に行けばいいのか?
  • この御祭神にはどんな願い事をした方がいいのか?

といった事がわかるので、

今後神社に行く時に非常に役立つと思います。

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神様にも得意な御利益がある、と覚えておこう!

御祭神が宿る御神体

神様は人間の前に現れる事は無く、

私たちの身の回りのものである水、木、石等様々なものに神様が宿っていると言われています。

このように神様が宿る依り代の事を御神体と言います。

つまり神社はそういった、御祭神が宿るとされる神秘的な対象物を祀る為の社なのです。

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つまり、御神体がない神社はあり得ない!というわけなのです。

覚えておきたい御祭神5選

先ほど紹介したように、日本には神様が八百万いると言われています。

そしてその全ての神様にドラマがあり、それに関係した御利益があります。

しかし全ての神様の御利益を覚える事は非常に大変、というか無理です。

なので今回、是非とも覚えておきたい神様を5柱ほど抜粋しました。

覚えておきたい御祭神5選
  • 伊邪那岐命(いざなぎのみこと)
  • 伊耶那美命(いざなみのみこと)
  • 天照大御神(あまてらすのおおみかみ)
  • 須佐之男命(すさのおのみこと)
  • 大国主命(おおくにぬしのみこと)

それぞれ詳しく説明していきます。

伊邪那岐命(いざなぎのみこと)

主な御利益・・・夫婦円満、子孫繁栄

日本の神話『古事記』によると、日本は伊邪那岐命伊耶那美命という夫婦の神様が作ったとされています。

伊邪那岐命はその内の男の神様です。

伊邪那岐命は伊耶那美命が火の神様を産んだことで亡くなった後、危険を承知で黄泉の国まで迎えにいく、

といったように伊耶那美命対して深い愛情を持っていることで知られています。

その為、夫婦円満に非常に高い御利益があると言われています。

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妻を追って黄泉の国まで追っていくは凄すぎ・・・。

祀られてる主な神社
  • おのころ島神社
  • 多賀大社(たがたいしゃ)
  • 伊邪那岐神社(いざなぎじんじゃ)

伊耶那美命(いざなみのみこと)

主な御利益・・・夫婦円満、子孫繁栄

伊耶那美命はさっき紹介した伊邪那岐命の妻である女神です。

伊耶那美命は黄泉の国へと行ってしまいましたが、

その後は黄泉を統べる黄泉の女王として君臨する事になります。

御利益は基本的には伊邪那岐命と同様に夫婦円満や子孫繁栄となっていますが、それに加えて神や国を生み出すといった強い生命力を秘めた神様な為、

参拝者に対して、非常に強いエネルギーを与えると言われています。

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いわゆるパワースポットって呼ばれるものだね。

祀られてる主な神社
  • おのころ島神社
  • 多賀大社(たがたいしゃ)
  • 花窟神社(はなのいわやじんじゃ)

天照大御神(あまてらすのおおみかみ)

主な御利益・・・国土安泰、五穀豊穣

伊邪那岐命が黄泉の国から帰って来た後、穢れを落とす時に行った禊で生まれた神様です。

高天原と呼ばれる天上界に座しており、八百万の神様の中で最も尊い神様だと言われています。

天照大御神は全ての生命の源である太陽の神様であるとされている為、国土安泰や五穀豊穣に御利益があるとされています。

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天照大御神は皇室の祖神とも言われているよ!

天皇陛下が天照大御神の御神体である3種の神器を継承したのも納得。

祀られてる主な神社
  • 伊勢神宮(いせじんぐう)
  • 東京大神宮(とうきょうだいじんぐう)
  • 天岩戸神社(あまのいわとじんじゃ)

須佐之男命(すさのおのみこと)

主な御利益・・・厄除け、厄払い

天照大御神の兄弟である須佐之男命。

須佐之男命はその昔、天上界で天照大御神と喧嘩をして地上界に降りた時、

出雲国(現在の島根県周辺)でヤマタノオロチと戦ったとされています。

その逸話がある通り、須佐之男命は正義感が強く邪を払うものといして有名な神様となり、

主に厄除けに対して非常に高い御利益があるとされています。

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ヤマタノオロチを倒した後に櫛名田比売(くしなだひめ)という女神と結婚した、という事もあり縁結びにも御利益があるとか。

祀られてる主な神社
  • 八坂神社(やさかじんじゃ)
  • 氷川神社(ひかわじんじゃ)
  • 津島神社(つしまじんじゃ)

大国主命(おおくにぬしのみこと)

主な御利益・・・金運、縁結び

大国主命は、サメに毛皮をむしられた兎を助けた日本の昔話『因幡の白兎』で有名な神様ですね。

大国主命は八上比売(やがみひめ)という神様と結婚しますが、それを妬んだ兄弟たちに殺されてしまいます。

その後に刺国若比売(さしくにわかひめ)という大国主命の母親に蘇らせてもらった後、

須佐之男命がいる根の国に行き、須佐之男命から数々の試練を与えられます。

全ての試練に打ち勝った大国主命は、最後には須佐之男命の娘である須勢理毘売命(すせりびめのみこと)と結婚するになりました。

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色んな神様からモテモテだった大国主命は、縁結びに非常に高い御利益があると言われているよ!

祀られてる主な神社
  • 出雲大社(いづもたいしゃ)
  • 出雲大社東京分祀(いづもたいしゃとうきょうぶんし)
  • 出雲大神宮(いづもだいじんぐう)

まとめ

以上で御祭神と、有名な神様の紹介を終わります。

今回紹介した神様は日本では超が付くほどの有名な神様なので、これから神社に行く際はぜひとも覚えておきたいですね。

また、日本の神様もまだまだ沢山いるので、神社に行きながらこれからも覚えていきましょう。

以上で本記事は終わりです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。