日本文化

おみくじとは何か?由来や楽しみ方解説します。

皆さんはおみくじは引きますか?

僕は気が向いたら引くぐらいなのですが、中には

神社やお寺に参拝したら必ず引く!

という人も多いかと思います。

今回はそんなおみくじについてのお話をまとめてみました。

中吉と吉はどっちがいいのか?

おみくじは何回も引いてもいいのか?

そんな疑問を解決していきます。

この記事のテーマ
  • おみくじの由来
  • 吉凶の順番
  • おみくじの引き方
  • 全国の変わったおみくじ

この記事を読めば今後おみくじがもっと楽しくなるかもしれません。

気になった方はこのまま読み進めてください。

おみくじの由来

おみくじは漢字では御御籤、または真ん中の""の文字を神や仏に置き換えて御神籤御仏籤と書きます。

籤(くじ)という言葉に神様や仏様の言葉を付け加えて、そこに更に尊敬語の御を付け加えたって感じですね。

元々は国の大きな決断をする為に行う願掛け、

というより神の御言葉を頂戴して決定を下す判断材料の1つとして使用されていました。

昔は今のように科学技術が発達していないので、こういった神様や仏様の助言を1つの判断材料にするのは珍しいことではないです。

おみくじが今のような形態になったのは鎌倉時代とされていて、そこから年数が経ち、

今では僕達のような庶民にも気軽に楽しめる、神社やお寺での軽い運試しとなりました。

元号『明治』はおみくじで決まった?

一説によると日本の昔の元号である『明治』はおみくじで決められたとされています。

どのようなものかはわかっていませんが、おみくじというのはそもそも神様や仏様の御言葉を頂戴するもの。

つまりそのお言葉をもってして、元号を決める最終決定の手段として用いられたようですね。

おみくじの順番

おみくじには大吉大凶といったように、順番があるのは皆さんもご存じだと思います。

でも具体的にどんな順番なのかわかっていない人もいるかと思います。

なのでここで一旦おさらいしましょう。

神社やお寺によって異なる場合がありますが、一般的には

大吉>吉>中吉>小吉>末吉>凶>大凶

となります。

  • 吉と中吉の順番が逆
  • 大凶は縁起が悪いので入れない
  • 小吉や末吉の間に半吉がある

と神社やお寺によって違いがあるので、1つの目安として覚えておくといいですね。

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不安な人は神職の人に聞いてみましょう。

ちなみに出雲大社や明治神宮のように、吉凶が書かれていない場合もあります。

おみくじの楽しみ方

おみくじは「引いて運勢を見て楽しむもの」、と言ってしまえばそれまでですが、

作法もしっかりあるので、ここでしっかり覚えておきましょう。

おみくじの楽しみ方
  1. 神社、お寺で参拝する
  2. おみくじを引く
  3. おみくじを結ぶ

神社、お寺で参拝する

まずは参拝しましょう。

おみくじを引くだけとは言っても、神社やお寺の中は神様の領域です。

まずはしっかりと挨拶をしていきましょう。

  1. 鳥居の前で一礼
  2. 手水所で簡単に禊を終える
  3. 参道は左を歩く
  4. 2礼2拍手1礼でお参りする

参拝の手順については別記事に詳しく書いたので、それを参照してください。

おみくじを引く

おみくじは授与所で売っていることが多いです。

絵馬や破魔矢を売っている所ですね。

神職や巫女さんから購入することが一般的ですが、

最近だと自分でお金を投入して、くじ引きのように引く形式が多いです。

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お金を入れるのを忘れないように!

おみくじの初穂料(はつほりょう)はピンキリですが、

筒から棒を出す形式・・・100円

紙で運勢を見る形式・・・100~200円

小さな置き物の中に入っている形式・・・400~500円

といった感じです。

どれも運勢については変わりはないので、好きなものを選べばいいかと思います。

おみくじの見方

おみくじを見る場所は大きく分けて3つあります。

  1. 吉凶
  2. 神様、仏様の御言葉
  3. 今後の細かい運勢

恐らくほとんどの人は吉凶今後の運勢に目が行くと思いますが、個人的に重要だと思うのは御言葉の部分。

冒頭でも話しましたが、おみくじはそもそも神様の言葉を伺うものです。

おみくじを引く、もしくは神社で参拝する時はなにか願いたい事があったはずです。

その内容について助言してくれているのが御言葉の部分です。

なので吉凶の知らせに一喜一憂するのではなく、しっかり御言葉も読んでおきましょう。

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なにか重要なヒントが書いてるかも?

おみくじを結ぶor持って帰る

運勢を確認したらおみくじを結びます。

おみくじを結ぶ事によって神様と縁を結ぶという意味になります。

神社やお寺には大抵おみくじを結ぶ場所が用意されているので、そこで結びましょう。

結ぶ場所として指定されていない木に結ぶ人もいますが、それは絶対にやめてください。結ぶことで枝や葉が落ちてしまう懸念がありますし、木自体も悪くなってしまう場合があります。おみくじを結ぶ場所が用意されていたらそこで結びましょう。

ちなみにおみくじは持って帰る、という人もいますがそれでもOKです。

おみくじには吉凶だけでなく、今後の運勢が書いてあるのでその内容を持って帰り、

大事に保管して日々の生活で繰り返し読むのもアリです。

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ちなみに僕はスマホで撮影してから結ぶようにしてます。結ぶ持って帰るが両方できるからね。

もう一回おみくじを引いてもOK?

おみくじの内容が気に入らなかった場合、もう1回引こうとする人がいますが、

基本的におみくじを連続で引くのは好ましくないので1回でやめましょう。

それでもどうしても引きたい場合は、場所を変える日付を改めるのがいいかと思います。

ただ、個人的におみくじの内容は良くも悪くも今後の自分の運勢なので、どんな結果でも素直に受け入れ、

今後の生活に活かしていくのがよいと思っています。

ショックなことが書かれていてもしっかりと受け入れるのも大事だと思いますよ。

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何回も引いて大吉が出ても嬉しくないしね。

ちなみに鶴岡八幡宮には凶がでたら、厄を回避するために凶みくじ納め箱というのがあります。

詳しく調べて無いですが、他の神社やお寺にもあるかも?

色んな神社のおみくじ

おみくじは神社やお寺によって種類は千差万別です。

そこで全国にある、特に変わったおみくじを見てみましょう。

春日大社の鹿みくじ

春日大社は鹿が神様の眷属とされています。

それに由来して、鹿の形をした置き物の中に入っているおみくじがあります。

見た目が非常に可愛らしく人気のおみくじなので、春日大社に行った時に買ってみてはどうでしょうか?

勝尾寺のだるまみくじ

勝尾寺はだるまが有名なお寺なので、だるまの形をしているおみくじを販売しています。

遠目からみたらちょっと怖いですが、だるまは何度倒れても立ち上がるという不屈の精神の象徴なので、

なにか勝負事が近い人は購入してみてもいいかも?

光前寺のしっぺい太郎みくじ

人気アニメ『ゆるキャン△』内で登場した光前寺のしっぺい太郎みくじ。

聖地巡礼として訪れる人が多く、僕がフォローしている人もちょくちょく買いに行っている人を見ます。

犬好き、ゆるキャン△好きは買ってみてもいいかもしれませんね。

水みくじ

水みくじというのはおみくじを水に浸すと、文字が浮き出るおみくじのことです。

全国の色んな神社で購入できるので、意外と知っている人が多いかもしれませんね。

主に恋愛を占うものが多いので、縁結びに興味がある人は引いてみるといいかも?

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ちなみに↑は兵庫県の生田神社です。

まとめ

おみくじを引くという行為も、意外と作法があって驚いた人もいたんじゃないでしょうか?

個人的におみくじは神社やお寺で行える手軽な遊びだと思っています。

神社やお寺の空気に触れ、御朱印を貰った後は気分転換におみくじを引いてみるのもいいもんです。

もしかしたら神様の御言葉で、今後の生活を改めるきっかけになるかもしれませんよ。

以上で本記事は終わりです。

ここまで読んでいただきありがとうございました。